遠隔管理システム
設備の異常警報をウェアラブル端末に通知
PLC/スマートウォッチを使った
遠隔監視システム
製造業の現場・工場などで、PLC(シーケンサ)や中央監視装置の警報を
その場にいなくても直ぐに確認出来るスマートウォッチを使った遠隔監視システムです。
PLC・・・Programmable Logic Controllerの略称で、生産現場の大規模設備やエレベーター・自動ドアなどの
身近な設備でも使われる制御装置(コントローラ)を指します。
遠隔監視システムの概要
現場効率化と設備ダウンタイムの最小化をサポート
近年、スマートウォッチをはじめとしたウェアラブル端末が製造業などの様々な現場に導入され、
業務効率化やトラブル対応の迅速化に期待が高まっています。
私たちが提供する「遠隔監視システム」は、スマートウォッチと連携して
PLC(シーケンサ)や中央監視装置からの異常警報を対象者にスピーディに通知する仕組みです。
これにより、設備や監視装置の前に張り付いている必要がなくなり、
作業員は自身の現在地で警報を受け取り、その内容を確認することが可能になります。
設備や機械の異常を検知(停止・故障・各種警報)すると、遠隔監視システムが担当する作業員もしくは作業員グループのスマートウォッチに素早く通知。通知を受けた作業員がステータス(対応中・対応完了・HELP等)を変更すると、他のメンバーはスマートウォッチでそれを確認できます。
また、遠隔監視システムの管理者は専用画面からすべての通知とその対応状況、発生からの経過時間などを見やすいリスト形式で閲覧可能です。現場の状況を正確に記録・把握し、迅速な指示をサポートすることで設備稼働率の向上を実現します。
遠隔監視システムの特長
01.リアルタイムの設備異常通知
設備に問題が発生すると、遠隔監視システムを介して作業員の着用するスマートウォッチに素早くアラートを通知します。確認漏れの無いよう、音と振動でアラート受信したことを作業員に知らせます。
また、トラブルの場所や内容、その緊急性(影響の度合いなどで設定)に応じて通知先や通知内容の細かな設定が可能です。合理的かつスマートな通知で、設備監視とその対応指示を最適化します。
02.効率的な双方向コミュニケーション
アラートを受信した作業員は、スマートウォッチで自身のアクション(例:対応開始)を応答できます。仮に現場レベルの対処が困難な場合、スマートウォッチからSOSを発信してトラブル対応を要請することも可能です。
SOS情報は管理者に通知され、同時に関係する作業員グループにも通知されます。このように遠隔監視システムを導入することで一方通行ではない、関係者間の双方向コミュニケーションを実現します。
03.管理者は専用画面で状況把握、指示を迅速化
遠隔監視システムはスマートウォッチ向けアプリの他に管理者専用画面を用意。PCのブラウザからログインすることで簡単にご利用いただけます。
こちらの画面では発生した全ての異常警告とその対応状況確認が可能です。それ以外にも作業員グループの登録、トラブルの内容に応じた通知内容と優先度設定・通知先設定・通知メッセージ設定と、現場管理に必要な機能を標準実装しています。
比べて分かる、遠隔監視システムの強み
- 作業員が現場にいないと、設備や機械の異常に気付けない。
- 異常発生からの経過時間、対応状況が不明。
- チームのメンバーが対応したのか、連絡を取り合う必要がある。
- 作業員が対応するまで、チョコ停(ちょこっと停止)が起こる。
- 設備の異常を作業員のスマートウォッチにリアルタイム通知。
- スマートウォッチは腕に装着して使用するため、手を塞ぐことも無く作業の邪魔になり難い。
- 通知を受信した作業員は自身のアクションをスマートウォッチから応答できるので、管理者やメンバーは対応状況の把握が容易。
- 担当者が対応困難な場合、管理者やグループメンバーに「SOS」「HELP」を発信できる。
遠隔監視システム導入効果
遠隔監視システムの代表的な導入効果を”3つ”ご紹介します。
設備の稼働率向上
スマートな設備監視と通知機能でダウンタイムを最小化。素早い不具合対応で原料や部品補充の無駄を減らし、生産性と品質向上を実現します。
対応時間の短縮
設備トラブルの内容に応じて細かい通知設定が可能。現場に向かう前に大まかな状況を把握できるため、準備を整えて対応を開始できます。
トラブルの見える化
管理者専用画面では現在の異常警報はもちろん、過去の履歴も確認可能。この情報をBIツールなどで集計すれば、トラブルの傾向を見える化できます。
遠隔監視システムの機能追加例
スマートウォッチの機能を使ったカスタム例をご紹介します。
※スマートウォッチの機種によっては、ここで紹介する機能を持たない場合があります。
健康管理
心拍数や血圧・皮膚温・血中酸素濃度など、センサーで装着者の様々な情報取得が可能です。閾値を設定してモニタリングする事で健康状態を確認できます。
事故検知
スマートウォッチのセンサーを使って現場作業員の転倒・落下など、通常と異なる動きを検知して事故発生の可能性をモニタリングします。
経路案内
設備のメンテナンスに必要な備品保管場所等、予め登録しておいた地点を選択することで現在地からの経路案内(簡易ナビ)が可能です。
その他カスタマイズや機能追加、
スマートウォッチ以外のウェアラブルデバイスを
使った開発もご相談ください。
よくある質問
遠隔監視システムに関する、よくある質問と回答をまとめました。
他にもご不明な点がございましたら、「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
- スマートフォンへの通知も可能ですか?
-
対応可能です。
スマートフォン用の専用アプリが必要となりますが、アプリをインストールすればスマートウォッチ同様にご利用いただけます。 - Apple Watchも利用できますか?
-
申し訳ございませんが、現時点では対応しておりません。
スマートウォッチ向けアプリ開発は、Google Wear OS 搭載スマートウォッチが対象です。 - 現在利用している信号灯(表示灯)が変化した時に、スマートウォッチに通知することは可能ですか?
-
対応可能な信号灯(表示灯)もございます。
現在ご利用中されている信号灯のメーカーや型番をお知らせください。
弊社にて対応可否を調査してご案内いたします。 - 現場スタッフの生体データを取得して管理することは可能ですか?
-
可能です。
心拍数や血圧・体温など、各種生体データを取得できるスマートウォッチがございます。
必要なセンサを内蔵する端末を導入、無線LANやWi-Fi環境があれば管理システムで現場スタッフの健康状態を一元管理できます。 - スマートウォッチ以外のloT導入やウェアラブル端末も対応できますか?
-
対応可能な分野がございます。
リストバンドや指輪型端末など、スマートウォッチ以外のウェアラブル端末についてもご相談ください。
Google Wear OS 搭載端末であれば対応可能な場合がございます。
またIoTシステムの開発につきましても、お気軽にご相談ください。
* AR(拡張現実)・VR(仮想現実)コンテンツの制作は当社では行っておりません。
遠隔監視システム導入の流れ
遠隔監視システムはお客様専用にカスタマイズする事を前提とした半製品です。
お問い合わせから運用開始までの期間は開発規模や調達するデバイス類によって左右されますが、
概ね2~6ヵ月程度となります。
お問い合わせ
- 01お問い合わせ
- 02ヒアリング・ご相談
- 03見積提案
設計
- 04現状確認・要件定義
- 05システム・環境設計
- 06設計レビュー
製造
- 07開発・単体テスト
- 08機器調達
- 09結合テスト
納品
- 10動作確認・操作説明
- 11受入テスト
- 12運用開発
- 13保守